【祝】365日連続10kmラン達成!!!
2015年9月10日から3ヶ月の間毎日10kmを目標に走ることを決めました。
それからいつの間にか半年が経過し、そしてついに今日365日連続ランを達成することができました。
10kmラン初日→プレイングランナーを目指して。今日から3ヶ月間10kmランを継続します。
目次
走った距離
毎日10km×365日=3650km
日本1/3周ほどの距離にあたるそうですが、あまり実感は湧きません。
その間にフルマラソンやハーフマラソンを走っているので実際にはもっと長い距離を走っていることになるのですが。
365日連続ランに挑戦するよりも前に93日連続ランをこなしていたこともあって、ナイキプラスでの現在の走行距離は4916km。
ずいぶんと長い距離を走ったものです。

使用したシューズは全部で三足。いずれも靴底がすり減ってしまうくらい走りこみました。本当にシューズたちにも感謝です。だいたいシューズの寿命は800km〜1000kmと言われていますが、2代目のアディダスブーストについては3000kmくらい一緒に走りました。
今は3代目のアディダスCS11というシューズを履いています。ブーストも雨の日や室内専用でまだまだ活躍の余地はありそう。

鍛え上げられた精神力
体力や肉体面で成果は数ヶ月たったときにすぐ感じられるようになりました。足の筋肉が発達し、腹筋なども部分的に鍛えていないのにもかかわらず引き締まっていくのがわかりました。
しかし肉体面での発達はある一定のレベルまで達すると止まってしまいます。
一方精神面ではどうか。
以前「雨の日走るのがキツイ?それよりもキツイ日がありますよ」という記事を書きましたが、どんな状況でも毎日走るということだけで精神力はタフになったように感じます。
少なくとも一年前の僕よりは確実に精神力が上がったと誓ってもいいです。
雨の日、風の日、暑い日、寒い日、台風の日、吹雪の日、雪が積もっている日、路面が凍っている日、旅行で県外にいる日。
どんな日でも。
風邪をひいている日、二日酔いの日、深夜に走らなければいけない日、超絶眠たい日、会社で泣いた日、結婚した日。
どんな体調(コンディション)であろうとも。
走ることだけは絶対にやめない。どれだけ具合が悪くても、最悪歩いてでも10kmは達成し続ける。
そう思い続けた一年間は間違いなく僕の精神面を強く鍛え上げてくれました。
どんな逆境でも絶対にこなす。
仕事においても人生においても必ず求められる強い心をこの一年間で手にいれたことは間違いありません。
様々な出会い
走る仲間が欲しいと走り始めた当初は思っていましたが、今は正直いてくれたら嬉しいけど走るのは一人でもいいやって感じです。
社会人のランニング倶楽部みたいなのに顔を出したこともありましたが、すでに出来上がっている空気感のところに踏み込んでいく勇気がなくてやめました。
家族や友達、会社の同僚に走ることを勧めてみたりもしましたが、一人として続けてくれる人はいませんでした。悲しいかな。
そもそも毎日走るということ自体を「不可能」だと思い込む人が多いんだなと思います。
そんな経験から次第に、走ることが好きな人がふと現れたら一緒に走ったり話ができればそれでいいや、なんて考えるようになりました。
「仲間と走りたい欲」を捨てた頃にたまたま「トライアスロンに出てみないか」と誘われたのがつい最近の話です。
「キター!!!」と心の中で一世代前の興奮を覚えたのと同時に、こんな感じで声をかけられるくらいがちょうどいいじゃんと思えるようになりました。
…ちなみにトライアスロンはリレー形式で出場種目はロードバイクなのですが。
とにかく僕が毎日10km走っていると周りに公言しなければ得られなかったきっかけは必ず存在しているのです。
そして、10kmランを続けるきっかけになったTAKUYA∞さんと会うこと…正確にはすれ違うことができました。
【関連記事】
すれ違っただけでも奇跡だと思います。
本当に走っててよかった…ガチ泣きしました。
興味の幅はどんどん加速し広がっていく
ランニングから始まって、水泳、ロードバイク、トライアスロンとスポーツへの興味がぐんぐん湧いてきました。
特に最近楽しいのがロードバイク。
自分の体1つで動くランニングとは違い、マシンに身を委ねて超スピードで進むことのできる楽しいスポーツです。
トライアスロンへの出場も相まってウェアや道具の知識もこれから増えていきそうな予感がします。
自分が想像していなかった分野へ自然と挑戦できてしまう。これってある意味奇跡なんでは?と思ったりもします。
興味のある分野はスポーツだけにとどまらず、読書や音楽にも通じています。
ランニング時ほぼ毎日聴いている曲たちは一年間で何曲も増えました。
オーディブルを使って読書量も増えました。
ランニング一本に絞って続けてきたつもりでしたが、気がつけばいろんな知識や経験を得ることができました。
走り続けて変わったこと
・以前勤めていた会社を退職
・24年住んでいた実家を出て、アパートへ引っ越し。始めての同棲がスタート。
・現在勤めている会社へ入社
・入籍
1年間で僕に起こったことをダイジェストでまとめました。
転職、引越、入籍と人生での分岐点を3つ通り過ぎてきました。
どれも実感が湧きませんが、文字に起こすと現実味がありますね。
まぁ走っていたからそれらがあったわけではなく、走っている最中にたまたまあっただけ、という認識が正しいと思います。
それでも各分岐点で悩んだときには、毎日走り続けたことで気持ちを落ち着かせることが出来たし、ゆっくり考える時間もあったのだと思います。
ランニングとSNSについて
自分の走った記録を毎日SNSに晒し続けました。個人的にはコレ、すっごいおすすめです。
Instagramでタグ付け投稿することで外国の方からいいね!がたくさんもらえるので、地味ですが毎日のモチベーションアップにつながりました。
毎日増えていくフォロワー数にも思わずにんまり。
ただそれ目当てで走っていたわけでは決してないので、あくまでちょっとしたスパイス的要素がSNSにはあると考えているわけです。
たまーにですが、ありがたいことにコメントをいただくこともありました。
アカウントをたどってプロフィールを見ると、当然その人もランナー。
で、さらにさらに深堀していくと、UVERworldのクルー(ファン)であることも発覚したり。
そしてなんとなんとその人たちも毎日10km走っているというじゃないですか。しかも僕よりも全然早い。
周囲で走る人がまったくいないので、日々一人で闘い続けた毎日でしたが、SNSを通じて毎日走るランナーが存在することに感動しました。
直接繋がれなくてもいい。どこかで誰かと一緒に走れていることがわかっただけでも、「よし負けてられないな」と心が熱くなったりもしたのでした。
決して競わない、でも自分に負けない
「もうこの歳になって誰かと競うなんてことしたくないわ。でもね、何かを諦めることは絶対にヤなの。とことん楽しくなきゃ私ヤなのよねぇ」
つい最近応対させていただいたお客様とのふとした会話で出た名言。
その人は明るく、きれいで品のあるおばさまで、毎日趣味や習い事を楽しんで過ごしているとのことでしたが、その幸せが体から溢れてくるような人でした。
「そうですよね」
なんて若造が相槌を打たせていただきましたが(表現おかしい?)、本当に僕もそう思います。
世の中には僕よりも早く走れる人なんて数え切れないほどいて、かつ遅い人も星の数ほどいます。自分よりも若い人もそうでない人も様々。
ランニングの素晴らしいところは勝ち負けを決める必要がないところにあると思います。
もちろんタイムの早い遅いはありますが、わざわざ他人と比べなくてもいいんです。その自由がランニングにはあります。
365日ランはその日のうちに10km走ればOKというたった1つのルールを設けて続けてきました。
タイム制限は一切設けていません。
ゆっくりでも自分が楽しければ、充実していればそれでいい。
ふとしたお客様との会話でしたが、自然と「そうですよね」と言えたのは、毎日僕が楽しんで10km走れてこれたからだと思います。
記録とナイキプラスについて
あくまで楽しんで走った結果がこちら。


10km最速記録
26:41→×
40:03→○
どうもナイキプラスのデータがバグっているみたいで10kmの記録が正しく表示されません。
また体育館などの室内で走った場合、外で走るよりもかなり早くタイムで計測されている気がします。
直近のアップデートで改悪されてしまったので、iTunesを使ってダウングレードして現在は使っていますが。
しっかりしようぜナイキプラス!
ベストタイムは一年経った今の方が早いのですが、平均タイムで見ると一年前とさほど変わらないんですよね。
いつもはゆるく、たまにタイムを狙って。
そんな走り方が僕にはあってるのかもしれません。
改めて、365日連続10kmラン達成しました

↑マキシマムザホルモンのTシャツを着て11km走り終えた図
一年前では考えられなかった継続でしたが、正直やってやれないことではないなというのが感想です。若干冷めてますか?
もちろん365日続けてこれた自分を褒めてやりたいし、現に今日はうんと自分を甘やかした一日を過ごしています。

それでも満足率75%
残りの25%はまだまだお前の知らない世界があるぞ、一年じゃ見えてこない景色があるぞって、そんな感覚です。
最近読んだ本でマラソン中毒者(ジャンキー)というめちゃくちゃ面白い本があります。
著者の小野裕史氏はランナーでフルマラソンや100kmマラソンを完走…だけではなく北極や南極で100kmマラソンを達成。ついにはアタカマ砂漠で250kmマラソンを達成と、「人間ってそんなに走れるんだ」って驚きました。

それに比べたら365日10kmなんて… 自分で限界を決めるのはまだまだ早いよな。
様々な経験から得たことは、前へ前へと進むためのパワーでした。
一年前と同じことをしていてはつまらない。
だから最近は10kmではなく11km走るようにしています。
それから(なぜか)筆ペンの練習も始めました。
何か無性に新しいことを始めたくなったからです。
365日で終わりが見えて来るのかなと思ったのですが、どうやら甘かったようです。
まだまだ奥が深いランニングをもうしばらく続けていこうと思います。

積み重ねてきたものは非常に大きかった。
366日目も張り切っていこう。
ありがとうございました!それではまた!