どーも、走るとり(@hashirutori00)です。
前の会社を辞めたときにハマって読んでいた本が堀江貴文の『ゼロ』という本でした。仕事とはなんぞや、ということについて深く考えるきっかけとなった一冊です。それ以来、ホリエモンの本はほとんど読んできました。
で、つい最近実写版『闇金ウシジマくん』を一気見(映画Part3はまだ)した結果、どっぷりウシジマワールドにハマったのでした。
ウシジマくんとホリエモンがコラボっている『ウシジマくんvs.ホリエモン 人生はカネじゃない!』を書店で見つけ、即読破しました。
ちなみに現在dTVでドラマと映画が全て見放題となっているので、DVDをレンタルするより無料会員登録して観た方が断然おトクですよ。
著者について
堀江貴文
1972年、福岡県生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。株式会社ライブドア元代表取締役CEO。東京大学在学中の96年、ライブドアの前身となる有限会社オン・ザ・エッヂを起業。2000年東証マザーズ上場。その後、プロ野球参入やニッポン放送の買収表明、総選挙立候補などで次々と脚光を浴びる。06年証券取引法違反容認で東京地検特捜部に逮捕され、実刑判決を下され服役。13年刑期終了。
内容紹介
裏社会の最恐経営者と希代の実業家が激突!
裏社会の最恐経営者ウシジマと、希代の実業家ホリエモンが大激突!
「奪るか、奪られるか」ーー弱肉強食の現代社会を勝ち抜く知恵や工夫、実践的な方法を紹介し、
「奪られる方」から「奪る方」になるための最短ルートを過激に提案!
「世の中は奪い合いだ。奪るか奪られるかなら、奪る方を選ぶ! 」
「目的地を決めるのは道路標識じゃねえ。ハンドルを握ってる運転手だ」
「全人生を賭けて勝負したんだろ?すげーじゃねえか。何もしてねぇー奴よりよっぽどマシだ」
「意志のない奴は悪い人間に利用されっぱなしだぞ?」
ウシジマら個性豊かな登場人物が、人生の岐路でふと漏らす言葉は、リアル社会にも通じるものばかり。
作中の名言や名シーンから、「絶対の真理」を読み解き、カネ儲けやビジネス、人間関係、思考など、
成功するためのメソッドを具体的に提言! 最響の箴言付き!
●小利口になるな、バカになれ。バカは最強!
●真面目は危険。マインドセットにかかるな!
●カネは紙切れ。手に入れるべきは信用!
●権力者の威圧感に「グリップ」されるな!
●デキない仲間との「絆」は大胆に切り捨てろ!
真鍋昌平氏渾身の描き下ろし装画も要チェック!
頭がいい人よりもバカの方が成功しやすい
私の知る限り、成功している自営業の社長は、ある意味、バカばかりだ。
けなしているわけではない。バカだから平気でリスクを取れる。バカだから失敗が怖くない。失敗してもダメージを受けない。いい意味で鈍感。だから何度でもチャレンジを仕掛けられる。結果的に成功する率は高まるという論法だ。
ノーリスク、ノーリターン。リスクを取らないものは何も得ることができない。どの成功法則にも当てはまるもはや常識です。一番やってはいけないのはやはりチャレンジしないこと。
カネとはあくまで手段にしかすぎない
以前から繰り返し説いているが、カネとはあくまで手段だ。目的であってはならない。
大事なのはカネを稼いで、何を成し遂げていくのか、どんな実現を目指していくかだ。
それがビジネスの本質であり、カネを儲ける意味となる。
カネを目的にした瞬間に、事務的ないやーな仕事感漂う作業になってしまう。このブログもそうです。自分の考えを発信することが第一の目的であり、その次に「お金、稼げたらいいなぁー」という考えがあります。
仮に僕がカネ目的でこのブログの運営をしたのなら、グリーンスムージーの広告をバンバン貼り付けて、それでもって自分の使ったことのないようなアプリの宣伝をガンガンするブログになるでしょう(それはそれで面白いのかもしれません)。
もちろんカネを稼げる工夫をするので、ある程度稼げるようになるかもしれませんが、きっと長く続きません。
理由は明白で、最初からそれがやりたいことではないからです。 さらには没個性。どこにでもあるつまらないブログの出来上がりです。
金儲けを目的にするな。
やりたいことをやれ!
まさにその通り。
わたしはカネ儲けを否定してはいない。
カネの本質をきちんと理解して、カネを得ることの意義を、自分の中でしっかり見すえ、ビジネスに臨んでほしいだけだ。別の著書にも詳しく書いたが、空っぽの自分を「ゼロ」として、足していく「イチ」を積み重ねていく気構えこそ大切だ。
カネっていったい何なんだ
すなわち、カネとは信用だ、
モノを手に入れる、人に貸す、ビジネスを進めるなど、必要な求めに応じてくれる信用を、国家が数値で保証している。モノとしての実体なんて、別になくて構わない。信用、それ自体が本質なのだ。
別の著書でもよく「カネは信用だ」というセリフが出てきます。借金が出来るというのはその人に信用があるからです。10万円借りれるのはその人に10万円の信用があるから。100万円借りられるのはその人に100万円の信用があるから。
借金は一律で「悪」だと捉えられることが多いのだけれど、実際にはその人の信用を表すパラメーターでもあるのです。
世の中に洗脳されるな!
世の人々は、いとも簡単にグリップされる。
そして、恐怖政治から、逃れようとしない。不満はあるくせに、外の世界へ出て行こうとか、グリップをふりほどいたら、何かひどい目に遭うとか、リスクがあると思い込んでいる。これぞ洗脳だと、言い換えてもいい。
僕も前の会社を辞めるときに、上司からいろいろ言われました。今のご時世、転職してもいい職なんて見つからない。苦労するだけだぞ、と。 そんな上司は一度も転職したことがなかったのだけれど…。
止められたけれど、結局、転職はしました。転職した結果、給料は増えたし、残業も激減、休日も増えました。何より、ブラック企業かつ体育会系の雰囲気とは完全真逆のホワイト企業に転職することができたのはかなり嬉しかった。
あの時の上司の言葉に惑わされ、今もあの会社で働いていたかと思うと…。
転職もある意味ではリスクを取ることと同義です。転職期間中は給料が発生しませんし、次の職場が確実に見つかる保証はありません。何より転職活動で一番苦労するのはやはりカネのことでしょう。
しかし、カネのことで悩んでいては何も始まりません。カネがいくらあっても足りる、なんてことはないのですから。
動き出さない人の論理として、「カネがないからできない」という話を耳にする。では、いったいいくらのお金があれば、できると言うのだろうか。
100万円でも1000万円でも、いや1億円でも、どうせ足りないと言うだろう。カネが条件になっているうぎは、上限がない。結局、動きさないのは、カネの問題ではないのだ。
ホリエモン流、信用のつくり方
信用のつくり方は人それぞれだが、私からアドバイスできることもいくつかある。
まずは人間関係の断捨離だ。
つい先日、ジムでランニング観ていたニュースで、こんな傾向が報じられていた。最近、ビジネスで成功した60~70代の大人が、人間関係の断捨離をしているそうだ。閉じた仲間関係に入っていくのではなく、嫌々付き合っていた仕事上の付き合いや仲間との縁を切って、新たな人間関係を築くきっかけにするらしい。
(中略)
無駄と思った人間関係のを大胆に断ち切れる人は、信用をつくりやすい。
次にいく勇気を発揮した姿勢が評価されるからだ。
多少の利益があるから我慢して、気持ちにそぐわないものとずっと一緒にいる人は、自分に嘘をついている証だ。嘘つきが、信用されるわけがない。
ここ最近で、人付き合いが少なくなりました。一人でいることがとても楽しいからです。
なにせ空いている時間は全て読書か映画を見ることに費やしているので、脳が休まることがありません(笑)。今は足を怪我をしているのですが、治れば再びランニングも始めるでしょう。より人と会うことに割く時間は少なくなるかもしれません。
僕はそれでいいと思っています。
自分の時間を大切にできれば、相手と過ごす時間も大切にすることができるから。無制限にメリハリのない関係は捨ててしまった方がいいとも思っています。自分を大切にすれば相手のことを大切にできる。自分を高める時間を設けて、次、人と会うときに魅力的になっていればきっと会う時間もまた質の良いものになってくる。
退屈な人間ではいたくないですよね。信用を高めるってつまりそういうこと。
まとめ
ホリエモンの本を何冊か読んできましたが、正直言って目からウロコ的なことはありません。ホリエモンが気になったのなら、『ゼロ』を読めば大体同じことが書かれてますから。
しかし今回の著書は『闇金ウシジマくん』とホリエモンとのコラボです。ライブドア事件、与沢翼事件、九州の監禁殺人事件など実際に起こった事件をベースにホリエモンとウシジマくんの説得力ある論法が繰り広げられます。
ウシジマくんを読んだことのある人、ホリエモンが気になる人にはオススメの一冊。
カネがすべてじゃないが、すべてにカネは必要だ
シビれます。それではまた!