人付き合いを良くしたい気持ちでいっぱいの管理人です。
人見知りと公言しながらも、それでも接客業という職業に就き働いています。
人と話すのは本当に難しいです。一概にどのように難しいのかは言えないのですが、相手も気持ちよくて自分も気持ちよく話せる距離感を保つことが一番難しいのかなと思います。
そんな僕が今日読んだ本が、『人間関係 得する人 損する人: 職場から家庭、友人関係まで、大人の人づき合い処方箋』です。
内容紹介
◎“つかず離れず”の距離感が決め手!
・ほどよい遠慮が、我が身を助けるときもある
・嫌いな人、苦手な人にこそ事務連絡を欠かさない
・相手の本音は、仕事以外の雑談から顔を出す
・恋愛向きの人か、結婚向きの人かを間違えない
・「近所づきあい」のコツは、深入りしないこと
・「いつも正直に」は、職場では正解とは限らないあらゆる人間関係は、「距離感」で違ってくる。
相手との距離のとり方が上手な人は、
人間関係をスムーズに進められるものだ。職場の上司や部下、夫婦や恋人、友人や隣人など
どんな人間関係にも通用する黄金のルールは
“つかず離れず”の距離感にあり!ホットでありながらクール、ウェットでありながらドライ、
そんな大人の人間関係を賢く結ぶための処方箋!
二次会には参加しない
「至上の処世術は、妥協することなく、適応することである」と、哲学者のジンメルは指摘している。「自分は妥協しているのではなく、適応しているのだ」と思えば、どうということもない。
もちろん、上司にべったりと媚びる必要はない。「ほどほどの距離」でいればいい。飲み会でいえば、一次会に参加すれば十分だ。二次会まで行く必要はない。
毎回、二次会までつきあえば、「あいつは、いつも二次会までいる」のが当たり前となる。そうなってから欠席すれば、「あいつは最近、つきあいが悪い」と勘ぐられる。
同僚同士の飲み会でも「ほどほど」を心がけたい。
会社の飲み会がとても楽しく感じられるときと、そうでないときの2パターンが僕には存在します。
後者のパターンの場合、長居しすぎて飽きてしまうことがほとんどです。アルコールの力を借りて、気分が盛り上がったのもつかの間、徐々に気持ちが冷めてきてしまい、聞いている話に興味がなくなってしまうのです。
だいたい会社の同僚との会話で、深く意味のある内容を求めてしまうことがナンセンスなのかもしれませんが、どうせ話すのであれば、身になることを話したい。しかしそんな願いが叶うチャンスにはなかなか恵まれません。
一次会でこんな感じなのですから、二次会への参加はまったく気が進みません。
ほどほどの距離感を保つことは、相手にとっても自分にとっても心地いい距離を保つことだと思うのです。
いろんな人と付き合ってみる
好きな人としか交流しないというのでは、ミネラルウォーターを注いだ金魚鉢の中で泳ぎ暮らしているようなものだ。
「水清ければ魚棲まず」という諺があるように、整いすぎた環境は人をダメにする。世の中には、さまざまな人がいる。そうした人たちと、ほどほどの距離感で渡り合っていくためには、ある程度「清濁併せ呑む」度量が必要になる。
特に仕事だと「この人絶対に合わないな」という人と実働8時間を共にしなければならないときがあります。
仕事に限らず、合わない人と一緒に時間を過ごすスキルを持っていると、後々の人生に生かすことができます。華麗なスルースキルを身につけることこそが、日々の煩わしさから脱却する一つの術だと言ってもいいかもしれません。
このスルースキルを身につけることが、人脈を広げることにも繋がるのだそう。
いわゆる「顔の広い人」は、うらやましがられる。あなたも、そういう人になりたいと望んでいるかもしれない。
顔が広い人というのは、結局のところ、いろいろな人間と無難につきあうことができている人だ。内心では抵抗を感じていたとしても、それを表に出さずに受け入れることができているのだ。仕事を円滑に運ぶためにも、顔の広い人になる練習は積んでおいたほうがいい。
何をすべきか分からないという人に
自分が何をすべきか分からないという人は、今のご時世周りを見渡せば溢れかえっているように思えます。
今自分が何をすべきか道に迷ったとき、マザー・テレサの言葉を思い浮かべるといいでしょう。
恵まれない人たちを助けているマザー・テレサに、「世界平和のために、私に何ができるでしょうか?」と問うた人がいた。すると彼女は、「帰って、あなたの家族を愛しなさい」と答えたという。
いま、自分のできることをしていけば、それでいいのだ。
結局、自分ができる範囲のことしか人間はできることがないのです。半径数メートル内にいる人の幸せを願うことこそが、今自分にできる最善のことだと思います。
もし「自分軸というのがわからない」という人がいたら、何でもいいから一つのことに集中してみたらいいのではないか。
直接、収入と結びつかない作業でもかまわない。靴磨きでも皿洗いでも、何でもいいからやってみる。一時間も没頭したら、目の前にはピカピカの靴や食器が山のように積まれていないか。それこそが、自分がここにいて仕事をした証だ。
ホリエモンの著書「好きなことだけで生きていく」でも、一つのことに没頭する大切さを説いています。
やりたいことが見つからないという人は、まず自分が手の届く範囲で、何かに没頭することをおすすめします。
僕でいうランニングやブログがまさにそれにあたります。
本当の自分を見つけるためには
人間関係の究極を言えば、「自分を徹底的に知ること」が一番大切ではないかと思います。
自分を知らなければ、相手とどう接していいかがわかりません。自分を知らないから、キャラクターを偽って、見栄などを張ってしまうのです。
自分を偽ることが、現代社会で抱えてしまう大きなストレスの一つだと思います。
まずは、自分を知ることから始めましょう。そしてよりよい人間関係を築いていけばいいのです。
「自分に出会えない人生は、他者とも出会えない」と映画監督の伊丹十三さんはいった。探しているから出会えない。すでに自分はそこにいるのだ。
それではまた!