人生初のロードレースに、ロードバイクを始めて3ヶ月の僕が参加してきました。
参加した大会は、村上・笹川流れ国際トライアスロン大会です。
今回の参加はリレー形式で、スイム・バイク・ランの3種目に分かれており、僕はバイクを担当しました。
現地入りしたのはAM7:00。

当日は5時起きだったのですが、緊張のせいか眠気は一切なく。
またレース開始も10時とかなり遅めなのにもかかわらず、早めに会場入りして、大会の雰囲気をチェックしていました。
ついに始まったトライアスロン
AM10:20。我らがスイム担当がスタート。目標タイムは30分。
その間僕とラン担当はリレーの待機場所へ移動。
リレーの待機場所は意外と狭く、選手たちがごった返していました。
スイム担当が戻ってくると足首に付けていたアンクル(タイム測定のためのチップが入っているようなもの)を引き継ぎ、そのままダッシュで自分のロードバイクの元へと走り出します。
ちなみにタイムは29分と目標よりも早いタイムで戻ってくることができました。
ロードレーススタート
最初の難関はスタート目の前にある超上り坂。
最悪バイクから降りて手で押して行ってもいいという前情報もあるくらいに傾斜が高い。
しかしバイクから降りて手で押していく選手がいないのを見て「これは何としても登らねば」と意を決しペダルを踏みました。
頂上付近では、これ以上漕げない!と思うくらいペダルが重く全然前に進みませんでした。観客の中でビデオ撮っていたおじさんから「あともうちょっとだよ!」と声援を受けたこともあり、思わずはにかみながらグッと前へと進みました。
坂を登ってからは40kmに及ぶ本格的なロードレースがスタートします。
トータル300kmしか走っていない僕はペース配分がまっったく分かりません。
とりあえずレース直前に付けたサイクルコンピューターを起動させ、30kmペースを崩さないようにました。
ちなみに僕のロードバイクの目標タイムは1時間30分。
ラン担当とは50分以内の到着を目指し、3人で3時間を切るようなペースで走ろうと言うのが僕たちのチームの目標でした。
練習ではスマホのアプリ計測で26kmペースで走っていったものですから、当然30kmペースはかなりのハイスピード。大会という非日常のテンションの高ぶりからかペダルはぐんぐんと前に進んでいきます。
下り坂が続くこともあって、目の前の選手たちを一人ずつ抜いていきました。
しかし5kmを通過したときに心臓が痛くなり、頭痛を感じ始めました。
やはりオーバーペースだったのです。
無理なペース配分は一旦止め、とにかく30kmを切るか切らないかのペースで体に負担をかけぬよう走りました。
同じペースの人の後ろ張り付いていこう。
体を大会ペースに徐々に慣れさせていこう。
焦るな…焦るなよ自分。
ロードレースの順位変動は激しい
昨年フルマラソンを走った経験がありましたが、順位の入れ替えは頻繁にあるものではありませんでした。
しかしロードレースは順位の入れ替えがかなり激しかったです。
下り坂でスピードに乗って追い越す人もいれば、上り坂で勢いをつけ上っていく人たちもいました。アップダウンの激しい道では、追い越し追い抜かれが頻繁に起こり、これもまたマラソンとは違った1つの勝負どころなのだなと感じました。
不慣れだけど全力で楽しむ
最近の秋の寒さと反し、陽も強く、気温は28度とかなり高めでした。
しかし海沿いを走るのでとても心地良い空気が体をすり抜けて行きました。
不慣れでしたが途中で水分補給も取りました。走りながらボトルを飲むってすごく難しんですよ。片手でボトルを飲んで、もう片方の手は車体のバランスを支え、さらに両足でペダルを漕ぎ続ける。
体のパーツそれぞれが別の行動をしなければいけないというのがこんなに難しいとは。
同時にやろうとするとバランスが崩れて落車してしまいそうで怖い。
何度か給水しましたが、いずれも給水中は安全に徹することにしました。
20kmを過ぎた時点ではようやく心臓の痛みが治まり、いつもの体調に戻り始めていました。
実力不足、それでも
体力的にはそんなに疲れていない。しかしスピードが出ない。
レースの不慣れさとロードバイクに合わせた筋力が僕にはその備わっていないのだと感じました。
とはいっても今はレース中。
一から鍛え直すことはまた今度にして、取り急ぎは目の前のことに集中しよう。
追い抜かれる選手も多くいましたが、追い抜くことのできた選手も多くいました。
自分が今どのぐらいの順位でどのぐらいのレベルが走ってるのか全然見当もつかなかったのですが、とりあえずは走り終わってから余力を残さないような走りをしよう。
そう心がけて坂道でも果敢にアタックを繰り返しました。
そしてゴール
残り10kmの標識を見たときは、もう10kmで終わってしまうのかなと言う気持ちになりました。
ここからであれば全力で走っても良いな。そうしたら余力は絶対残らないな。
そう思ってラストスパートかけることにしました。
必死にダンシング(立ち漕ぎ)を繰り返し、ようやくゴール。
急いでラン担当の元へと駆けていきます。
ここでミスったのが、バイクを持ったままアンクルを渡しにいこうとしたこと。
バイクは一旦所定の位置に戻してからでないとアンクルの受け渡しはできないのだそうで、審判員の人からバイクは戻すようにと注意を受けました。
その後スイム担当と応援に来てくれた方と合流し、シャトルバスで10kmのゴール地点へ向かうことに。
ゴール地点ではチームメンバーと一緒に手をつないでゴールしても良いというお楽しみルールがあり、最後は見事に手つなぎゴール。
記録はスイム29分、ロードバイク1時間22分、ラン49分と3時間の目標タイムを切ることを達成しました。

トライアスロンから学んだこと
僕の周りで走るという行為をやってる人は多くはありません。泳ぐことも、ロードバイクをしている人も少ない。
トライアスロンをやろう、なんて人はもう皆無です。
普通の人とは違う考え方を持った人たちが、その日会場には1000人近くいました。
彼らはきっと何か自分の中でやらなければいけないという強い目的意識があってトライアスロンに挑戦するのだと思います。
会場に溢れている人たちは何か普通の人とはどこか違った考えを持っている人たちなんだなと感じました
いつか自分も彼らと同じ景色が見れるようになりたいな。
とても刺激を受けたいい一日でした。
次の目標はシティマラソン
次は2週間後に迫った新潟シティマラソンでフルマラソンを走ります。
もちろん連続ランも欠かさず記録を更新中。
トライアスロン終了後も日課の11kmランを達成。

この達成感は病みつきになりそうです。
それではまた!