まさにデスノートのキラのよう『22年目の告白-私が殺人犯です-』感想【32冊目】

映画が話題で、僕も映画館で観たいなぁーと思っているのですが、まず先に小説を読破しました。

超極悪犯罪者が主人公のこの作品は、映画で演じるのはあの藤原竜也さん。相変わらずゲスな役が似合う俳優さんは藤原さんしかいないでしょう。

 

というわけで『22年目の告白-私が殺人犯です-』を読み終えました。

物語はテンポよく進み、集中してあっという間に読み終えることができました。

では感想を。

 

 

内容紹介

驚愕の先の涙、涙! 小説というもう一つの衝撃。
書籍編集者・川北未南子は苦悩していた。突如現れた美しい青年・曾根崎雅人から預かった原稿は、巧みな文章で綴られ、彼女を魅了した。しかし、そこに書かれていたのは、22年前の、すでに時効が成立した連続絞殺事件、その犯人による告白だったのだ。はたして、この本は出版されるべきなのか。だが――わたしはもう悪魔の虜になっていた……。
出版された『私が殺人犯です』は、たちまちベストセラーとなり、曾根崎は熱狂を煽るかのように挑発行為を続ける。犯人逮捕を果たせなかった刑事の無念。そして、被害者遺族たちのやるせない思い――。社会の禁忌に挑む小説版『22年目の告白』が登場。

 

曾根崎の殺人ルール

物語の重要な鍵を握ってるよ要素はいくつかありますが、その中の一つ「殺人ルール」についてまとめておきます。

第一のルール

殺害の瞬間を被害者の家族、または被害者に近い者に目撃させること。しかも必ず一対一でなければならない

第二のルール

殺害方法は背後から縄によって首を絞める絞殺

第三のルール

目撃者を決して殺さず、生かしておくこと。前例のない殺害方法を警察とマスコミに伝えてもらうため、彼らは伝達者として生かしておく必要があったため。

 

こういかにもサイコパスな殺人者だと思わせるようなルールっぷりです。犠牲になった人たちはほぼ例外なくこの方法で殺されてしまいました。

このルール設定があるからこそ、のちのストーリー展開が盛り上がります。

 

メディアの活用がイマドキ

ネットでも曾根崎の人気は沸騰している。Yahoo!ニュースのトップには曾根崎の記事が並んだ。関連ワードも『私が殺人犯です』『東京連続絞殺事件』『時効』『絞殺』『第一のルール』などで充満している。

石黒は曾根崎の記者会見直後にYouTubeチャンネルを立ち上げた。内容は曾根崎がカメラ目線で自身の本について語る簡単なものだ。それが驚異的なビュー数を重ねている。人気急上昇ランキングは曾根崎で埋め尽くされていた。

コメント欄は荒れたが、石黒はそれを放置した。この荒れ具合も話題になる、と得意げに語っていた。そしてその狙いはあたった。山のような誹謗中傷、罵詈雑言が書き込まれ、サーバーがパンク寸前になった。そしてそれに対抗するように、曾根崎の美貌を賞賛するコメントであふれ返った。

もちろんその発言主は女性たちだ。曾根崎はモデル並みの容姿に加え、洗練さも持ち合わせている。以前流行した韓流スターをもじって、『ソネ様』という愛称がつけられた。

曾根崎の声に魅了されるものも多かった。あるベテラン女優が、子宮がうずくような声だ、と発言したことで『子宮ボイス』と呼ばれるようになった。

 

今の時代の人たちが必ずチェックしていると言ってもいいSNSの使い方が抜群です。

Yahoo!ニュース

YouTube

韓流

LINE

インスタなどなど

今流行っている「情報を手にいれるためのツール」がこれでもかとばかりに組み込まれています。

中でもYouTubeの描かれ方が結構リアルだなと思いました。

 

犯罪者をまるで神様のように崇める。まるでデスノートのキラみたいですね。

殺人は決して許されることではないのですが、「みんながやっているから」「なんとなく楽しそうだから」という集団心理が働いて、情報が一気に拡散していく。

今の時代だからこそできる描き方だと思いました。

 

最後のどんでん返しが面白い

ネタバレを言ってしまうと、最後には最高のどんでん返しが待っています。

そして物語は意外にもハッピーエンドで終幕を迎えます。

ぜひ最後まで読んでほしいなと思います。まぁ若干出来すぎた物語になってしまった感が否めないかなと。

ちょっとそこは目を瞑っていただいて、ただそれでも僕はクライマックスでは目頭が熱くなりました。

 

この小説のタイトルで、まさか泣くことはないだろうなと最初にタカをくくっていた自分が恥ずかしい。

『22年目の告白-私が殺人犯です-』最高でした。

 

まとめ

映画がやっぱり気になりますね。そう思ってYouTubeで動画を漁っていると関連動画にこんなものが上がってきました。

なんと原作は韓国映画のリメイクとのこと!

まずはこっちの映画からチェックしてみようかな。

 

それではまた!

 

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