健康に少しでも気を使おうと思い、先日ふと思い立って歯医者に行ってきました。
一年以上前に虫歯が痛くて通院していたので、おおよそ一年後の再来です。普段から歯を磨く習慣はありますし、歯間ブラシも(毎回ではないけれど)していました。普通の人と比べれば、多少は歯に気を使っている方だと自分自身思っていました。
が、見てもらうと虫歯になっている箇所がちらほら…。特に親知らずが致命的で、そのまま歯医者さんの提案通り一本抜きました。歯に気を使っていたのになぜ虫歯になってしまったんだろう…。
その時に歯に対するケアや知識が足りていなかったのだと反省しました。
少しでも知識を増やさねば!そう思って書店に向かうと、タイトルからして面白そうな本が置いてありました。『歯はみがいてはいけない』というタイトルの本です。
読んでいくとわかるのですが、歯はみがいてはいけないではなく、「食後すぐ」歯はみがいてはいけないということがわかります。読み進めていくといままで歯磨きに対して、歯に対しても間違った知識でいたなと考え直す部分が多くありました。
ざっくりまとめていきます。
目次
歯の健康を守るためにするべき7つのこと
1.歯磨きは寝る前と起きた直後に
歯みがきは「食べかすとり」ではありません。プラークを除去することを意識してください。
食後には必ず唾液が分泌されます。この唾液が歯の健康を守るのに非常に効果的なのだそう。しかし食後すぐに歯をみがくことで、唾液の分泌の邪魔をすることになります。歯みがきは食べかすを取るためにするのではなく、プラーク(歯垢)を取ることを意識しましょう。
2.デンタルフロスが主、歯ブラシは副

歯ブラシで歯をみがいても、落とせる汚れはせいぜい30%ぐらい。プラークがたまるのは歯と歯の間です。僕も歯間ブラシでみがいてはいましたが、この本を読んでからリーチのデンタルフロスに切り替えました。やってみると驚くほどにプラークがごっそり取れるものです。
アメリカではデンタルフロスが習慣化されているようですが、日本ではまだ浸透していない家庭も多いようです。そのせいなのか、日本人の口臭は世界で一番ひどいとも言われています。
病気から身を守ることもそうですが、エチケットとしてもデンタルフロスは利用していきたいですね。
3.食後は舌回し
食後30分は唾液の効力がいちばん強いときです。歯みがきをせずに、舌回しで食べかすをとりましょう。舌の筋トレにもなります。舌の筋力は健康寿命に直結します。
4.口は閉じる
口呼吸が寝たきりにつながる多くの病気に関係します。鼻呼吸を意識しましょう。
気づくとつい口で呼吸してることってありませんか?僕は朝起きるといっつも口の中が乾いていることが多いので、おそらく就寝中は口呼吸をしているのだと思います。口が乾燥すると、口の中の細菌が増殖するので、基本的には口は閉じて、鼻呼吸を習慣化しましょう。
5.歯は閉じない
歯を閉じるのは食事のときだけです。それ以外は、それほど噛み締めなくても、歯を閉じるだけで体が緊張します。常に緊張した状態でいると体によくありません。
口は閉じても歯は閉じないということですね。ウエイトリフティングなどをしている方の奥歯はすり減っているそうです。重たいものをあげるときに歯をくいしばるので、そのときに歯が削れてしまうのです。そこまで極端な話ではないのですが、歯になるべく負担をかけない状態をつくることが大切です。
6.薬は飲まない
医師に処方された薬を飲んだとしても、一時的なものでしかないと考えましょう。薬による正常値は仮の姿です。また、薬には副作用があるということを、しっかり意識してください。「生活習慣病は生活の改善で治す」ことが基本です。
風邪を引いたら医者に行けという人ととそうでない人の2タイプで分かれると思います。僕の親は医者には行かせず自然治癒させるタイプでした。結果的にはそれが正解だったなと思います。
7.かかりつけ歯科衛生士を持つ
歯科衛生士を、あなたの健康寿命を守るコーチとしてください。定期的に歯科衛生士に歯を見てもらうことで、歯に関心を持つようになり、結果的に全身を守ることにもつながります。
たかが虫歯、されど虫歯です。虫歯の脅威は口の中だけでなく、全身に広がる可能性だってあるのです。そうなる前に歯の健康をぜひ意識するようにしましょう。数ヶ月に一度でもいいので、歯医者に通うことをおすすめします。そして出来ればそこで信頼できる歯科衛生士さんに出会って、歯を定期的に見てもらいましょう。
僕はまだ通い始めて3ヶ月くらいですが、小さな歯科医院に通っています。分からないことはその都度プロに相談することの大切さを実感しています。
まとめ
毎日少しずつでも歯に気をつかって生活することで、虫歯はかんたんに防げるのではないかと思います。食後すぐ歯をみがくよりも、食前にみがいたほうがいい。普段何気なく行っていた間違った習慣を正すことは容易ではないかもしれませんが、病魔に倒れる前にぜひ正しい習慣を身につけていきたいですね。
それではまた!